寒い日だからマコト

日頃みてくれてる皆さんに感謝の気持ちを込めて


芯から暖まってもらおうと思います。


我が小学生時代、1匹の野良のワンちゃんと出会いました。
体長30cmくらいの子犬です
毛の色はgrayっぽい黒で人懐っこい、いい奴でした。
出会いは突然でスローモーションでした。その頃のボクは公園などで忍者になるための修行の真っ最中でした。
フッと視線を感じて振り向くと子犬は、おそらくボクに恐怖を感じて目をそらしました。それからというもの、子犬はボクをしたって後ろについてまわるようになったんです。

近所をうろついてた犬なので、お隣りさんにちなんで「安田さん」と名付けました。

安田さんって呼ぶとアンッって鳴く、いい奴なんです
2、3日して事件が起きたんです。
動物嫌いの近所の親父に目をつけられ、近所をフラフラしていた安田さんは、その親父につかまり、遠くの山に捨てられちゃったんです。
次の日からボクはまた一人になってしまいました。ずっと一緒にいた安田さんは、もう呼んでもアンッとはいわなく、むなしさがうなづくばかりになってしまったんです。

心にポッカリあいた穴を埋めるように、ボクはより激しく修行に励みました。

とそんな時、疲れも溜まってたのか、足を踏み外しあやまってドブ川に落下してしまったんです。
田舎のドブ川だから高さは2mくらいで泥もすごく、体は真っ黒になってしまい、
ボクは寒さと臭さと哀しさで涙が止まらなくて立ち往生してた、その時、「アンッ」という鳴き声が聞こえたんです
一瞬幻聴だと思いました
そのリアルな鳴き声のした方向を見上げると
な、なんと、そこには

そう、そのまさかです

安田さんがいました。

安田さんはボクと目をあわせると軽くうなづいて


そして安田さんはボクを助けるかのように、小さな体を震わせて、ドブ川に飛び込んだんです。

真っ黒になった安田さんはボクを見上げて「アンッ」といいました！

ボクはそんな安田さんをみて勇気がわき、涙をふき安田さんを抱えてドブ川から脱出しました。

ありがとう
安田さん！　


とにかく、いい奴なんです


あっすいません

私事で

皆さんよければ画像で暖まって下さい！