夏の風物詩 マコト

ミーンミンミン

ミーンミンミン！


暑さに便乗するかの如く、夏の風物詩

蝉の大合唱！


朝から夜まで休むことなく、たくさんの蝉たちのビブラートが響き渡っております。



梅雨明けが遅れたせいか、がむしゃらに鳴いてる感が否めないよね。


でも長い間土の中にいて、やっと外に出た訳ですから～
致し方ない。



昔から蝉の声に悲しい響きを感じていたけど、そのへんの副作用だったのかもね。

長い間下積みをして、やっと陽の光りにあたる事が出来たんだから、精一杯叫んでるように聞こえてきたんです。
どこか自分と重ねていた部分がありました。



でもこないだ、ある本を読んだんです。


「蝉は求婚のために鳴いているのである」


え～



求婚？

じゃ異性にモテる為！？

自分が１番目立とうと躍起になって競いあってるわけ？


なんだかなぁ

急に下世話に思えてきました！


なんてこったい蝉さんよぉ


そうか～あんたも男なんだね！
だから必死になくんだね！

でもさぁ蝉さんよぉ～

それを邪魔されたって、オシッコかけちゃダメでしょ




そっかぁ夏は蝉にとって恋の季節なんだ

多少うるさくったって

そういう目でみれば微笑む事ができるはず。




今日もどっかで蝉が鳴いてる
必死に鳴いてる
一週間という期限つきの、ねるとんパーティー。

出会いを求めることがサダメのように

夜景の綺麗な木の幹で、オシャレな羽根をはばたかせ、自慢の喉を掻き鳴らす。

まさにミュージシャン。
昆虫のミュージシャン。

本能のままに今日も出会いを探してる。



がんばれ～蝉さん