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どっぷりと深夜に浸かっている。
昼間の喧騒が夜のとばりにまるごと飲み込まれたんではないかと思うくらいに静まり返った街の風景
それでも灯る外灯
自分の居場所をみつけだし必死に生きているようにも見える
昼間の明るさの中では気付かないような出来事に心震わせている
ボクは建物の窓際に立っていた。
がんじがらめにコンクリートで囲まれた建物の窓際に立っていた。
座ろうともせず、動こうともせず、ただそこに立っていた。
暗闇の魔法がそうさせているのかどうなのかは解らないが、さっきから一台のショベルカーを見つめていた。
ショベルカーは穴を掘っているように見えた。
ひたすら同じ場所を何度も
首を動かし、穴を掘る、掘る、掘る。
ちょっと待てよ!
はたしてホントにそうなのか。
ボクにはそうは見えない。
暗闇の魔法がショベルカーにもかかっているとすれば、ショベルカーは自分の意思で動いているんじゃ?
考え方変えてみよう。
昼間の仕事が終わり、真っ直ぐ車庫に帰るのはなんだから、一杯飲みに行ったショベルカーは、帰り道ふらついた拍子に看板にぶつかってしまった。
そのまま立ち去ろうとしたショベルカーを看板が呼び止めた。
「おいっ、ぶつかっておいて挨拶なしか!」
「肩の辺りが折れたみたいだ! 慰謝料払え!」
莫大なお金を請求されたショベルカーはただただ謝るしかない。
首を動かし何度も何度も謝る、謝る、謝る。
リアルの落とし穴
メルヘンの扉を開けた夜の出来事です

昼間の喧騒が夜のとばりにまるごと飲み込まれたんではないかと思うくらいに静まり返った街の風景
それでも灯る外灯
自分の居場所をみつけだし必死に生きているようにも見える
昼間の明るさの中では気付かないような出来事に心震わせている
ボクは建物の窓際に立っていた。
がんじがらめにコンクリートで囲まれた建物の窓際に立っていた。
座ろうともせず、動こうともせず、ただそこに立っていた。
暗闇の魔法がそうさせているのかどうなのかは解らないが、さっきから一台のショベルカーを見つめていた。
ショベルカーは穴を掘っているように見えた。
ひたすら同じ場所を何度も
首を動かし、穴を掘る、掘る、掘る。
ちょっと待てよ!
はたしてホントにそうなのか。
ボクにはそうは見えない。
暗闇の魔法がショベルカーにもかかっているとすれば、ショベルカーは自分の意思で動いているんじゃ?
考え方変えてみよう。
昼間の仕事が終わり、真っ直ぐ車庫に帰るのはなんだから、一杯飲みに行ったショベルカーは、帰り道ふらついた拍子に看板にぶつかってしまった。
そのまま立ち去ろうとしたショベルカーを看板が呼び止めた。
「おいっ、ぶつかっておいて挨拶なしか!」
「肩の辺りが折れたみたいだ! 慰謝料払え!」
莫大なお金を請求されたショベルカーはただただ謝るしかない。
首を動かし何度も何度も謝る、謝る、謝る。
リアルの落とし穴
メルヘンの扉を開けた夜の出来事です
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